出陣式から浅草公会堂そして仲見世まで三社祭というと壮絶な早朝バトルである「宮出し」を思い出すだろうが、土曜日のイベントもかなりのもの。浅草神社の氏子町会四十四ヶ町の町内神輿が観音裏に集結し、順次お祓いを受けて町会に戻っていくのだが‥‥これって結構ハードであります。
浅草神社から距離がある我が町会の土曜日は行動開始は早い。朝9時頃から行動し、町会神酒所前に役員、若手執行部そして担ぎ手が集まる。出陣式であります。
一通りの挨拶が終わり、若手代表の一本締めで神輿が上がる。幸いに担ぎ手の数に困ることは無いので長丁場とはいえ順調に進む。(我輩が若手の頃は今と比較すると担ぎ手の集まりが悪く、途中まで我輩も含めた執行部で担いだものであります)南部十六ヶ町のうち近隣の六ヶ町がひとつの括りで、その南部六ヶ町の神輿は途中で集合場所があり、そこで改めて顔合わせを行います。
集合と顔合わせの様子。顔合わせが済むと一斉に神輿を上げ浅草通りを横断して、次の休憩場所まで一気に進むのであります。このあたりから浅草の雰囲気になってきやす。ギャラリーも増えて、担ぎ手も力が入ってきますな。
浅草公会堂前で一旦神輿を降ろして暫しの休息であります。すでにギャラリー一杯であります。我輩も休息の為、近くの店で軽く一杯だけ引っ掛けるのが恒例。
浅草公会堂前で発進した神輿は伝法院通りを抜け、仲見世に入っていく。このまま観音裏まで一気に担いで行くんだが、花道なんで皆が担ぎたくってしょーがない。仲見世の向こうには絵になる光景が見えてくるんですな。
つづく