ダブルヘッダー第1試合で1安打し、米大リーグ史上初の9年連続200安打まであと1本としていたマリナーズのイチロー外野手(35)は13日(日本時間14日)、敵地アーリントンでのレンジャーズとのダブルヘッダー第2試合に「1番・右翼」で先発出場し、第2打席で遊撃内野安打を放ち、米大リーグ史上初の9年連続200安打の大記録を達成した。イチローはダブルヘッダーの第1試合、第2打席に左翼線二塁打を放ち、記録に王手をかけていたが、第2試合の第2打席で“イチローらしい”内野安打であっけなく達成した。9年連続200安打は、8年連続のウィリー・キーラー氏(1894~1901年)を抜いて米大リーグ史上初の快挙。
イチローは2001年にマリナーズに入団し、その年にMVPと新人王を獲得。04年にはシーズン262安打の大リーグ記録を打ち立てた。
今季はWBC連覇に導いた直後の3月に胃潰瘍(かいよう)のため、メジャー9年目で初の故障者リスト(DL)入り、開幕から8試合欠場した。4月16日のエンゼルス戦で日米通算3086安打を記録。張本勲氏の持つ日本プロ野球記録3085安打を上回った。6月には自己新記録の27試合連続安打をマーク。今月6日にはアル・シモンズ(1390試合)に次ぐ2番目のスピードでメジャー通算2000安打を達成していた。
【9月14日10時31分配信 サンケイスポーツ】