昨年は短い時間ではありますが町内神輿の渡御を見学しまして、その時に次回は本祭りと聞いてました。日中は行けないことは分かってたので朝行こうと‥‥。
今年は三社祭と前後して 「下谷神社大祭」「第六天 榊神社大祭」「鳥越神社例大祭」と宮出しを見に行ってたもんですから、根津神社も宮出しを見ようと決断したわけであります。
前夜10時頃、根津神社に問い合せしまして
我輩「宮出しの時間は何時ですか?」
神社「まあ、準備は6時頃から始まりますけど」
我輩「神輿を上げる時刻は?」
神社「上げる?えーとスタートは9時ぐらいですかね」
我輩「その9時というのは最初の氏子町会の担ぎ出しの時間なんですか?」
神社「というか‥‥」
謎を残し、レポートはつづく。
いつもは神輿蔵に鎮座しているのを拝見しているだけだったのですが、こうして見ると立派な神輿です。
鳶頭の方に尋ねてみました。
我輩「鳥居まではあの黄色い装束の人たちが担ぐんですかね?」
鳶頭「担ぐっていうか‥‥」
我輩「鳥居から出たところで氏子町会にバトンタッチなんですよね?」
鳶頭「‥‥ん?」
さすがに我輩も勘違いしていることに気づき始めました。
本神輿はご覧の通り紫の布に覆われた台車に乗っているんですが、神幸祭はこの台車ごと本神輿が各町会を巡る(つまり担ぐことは無し)ということ。いやいや無知にもほどがありますな。大昔の高校時代、根津に3年間も通いながら肝心の祭の中身を知らなかったとは。
なるほど、三社祭でも僅かな勾配がある道では微妙に時間がかかるモンですから、坂が多いこの地では確かに困難。鳶頭がいうことも頷けますな、坂の途中で神輿を落とすわけにはいきません。
そしてゆっくりと神輿の行列が進み出しましたぞ。
本神輿が鳥居を潜るのはどこの祭でもいいもんであります。
酒を一滴も呑まずに祭を見学することはカラダに良くないと心から思った次第であります。